ドローイングでちょっと

昨日は良かった。
2匹目の何とかを、と思ったが今日はさっぱりだ。

今朝、清々しい朝だ、秋の空だ、と思って駅に向かって歩いていたそんなことを思い出すのもなかなか難しいことになっている。
たぶん日常の出来事に慣れすぎて記憶に残り難くなっている。
歳を取るという事にはそういうことも含まれているのだろう。

都会から山に行けば、そこはあらゆるものが新鮮。晴れていても雨が降っていても。自然を目の前にして日常にはないある種の緊張が生まれるからかもしれない。

洗面所にある孫の踏み台が低くなっているのに気が付いた。

仕事から帰る電車の中で円に直行する線を描こうと思いました。

帰ってすぐにドーサ液で円を描いて、風呂や食事で時間が経ちドーサ液で描いた円は乾いて見えない。

見えない円に直行する線を描こうとする。

意識だけの事で実際は全くずれてしまっている。

すでにあるものの存在。

光より速く動くことができる物質がある、という昨日のニュースは実験の誤差という結果になったとしても信じたくなる。

もっともっと、人の考えるところを超えているのが自然だと思う。

光よりも速いものがあるというニュース。

これがさらに実験を重ねて実証されたら今まで光より速いものはないというところで作られた話は全て再考されることになる。

高崎から池袋に帰る電車に乗っていて、遠くの雨雲の下がかすんでいるのを何回か見ました。

そこだけ雨が降っているのがわかるのです。

今晩はコダーイの無伴奏チェロソナタなどを聴きながら描いていました。

演奏はヨーヨー・マ。

細かな線が重なりました。

にじみが少なかったので墨がはじかれているところが少なく下描きが分かりにくいでしょう。

大阪に住んでいた子供の頃、台風が来るというとどの家も雨戸を閉めてその上から板を打ち付ける家もあった。

風で戸がぶかぶかするのを部屋の中から押さえていたこともあった。

ラジオで聴く台風の進路を日本地図の上でなぞっていた。

台風が過ぎて雨も風も止んでそんなことを思い出しました。