すごい姿を見た

2012年6月2日 § コメントする

 

将棋の名人戦第5局。

こんなに最後の最後の一手まで指すのはプロの将棋でめずらしいのではないか。

羽生挑戦者は次の一手を指すことができない。

普通のプロの勝負はもっと前に負けを認めて投了するのだか今日はそうではなかった。

最後の局面はもうどんな初心者でも分かる最後の一手が残るのみだった。

投了を告げるまでに羽生挑戦者はいったい時間をどのくらい使ったか。

その映像を見ていてこちらの胸も苦しくなる思いだった。

きっと自戒を自らにたたき込むための時間が必要だったのだろう。

長い長い時間が、時に体を揺さぶり、何度も首を傾げ、最後は盤の前に頭を垂れて、それも長く、しばらくして少し顔を上げるようにして、そして投了を告げた。
天を仰いだ。

自らの一手が自らに結果を及ぼす。
誰のものでもない。
全てが自らの一手の中にある。

羽生挑戦者の投了までの長い時間に感動した。

 

今日の方法が前に有ったかどうか忘れている。
たぶん初めてのような気がする。
初めてでなくても意識の中で初めてなら初めてとして良い。
強引かもしれないけど。

続けていると必ず違うものが生まれる。
同じであるはずがない。

 

 

 

 

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