ドローイングでちょっと

遺跡の発掘のように筆をちまちまと動かしていたら随分と前に見たアンリ・ミショーの絵を思い出した。
墨で描いた作品がたくさんあり、メスカリンを飲んで描いたりしたという。
図録を引っ張り出してきたら１９８３年とあった。

描いたもので思い出したのか、その記憶が描かせたのか。
どっちでしょう。

FBのお友達が、南天の赤く色づいた葉を写真に撮って、南天の葉が赤いという「ただそれだけのこと」と書いていられるのがすばらしく思えた。
物事言ってみればみなただそれだけのことなのだが、そこになかなか気がつかないように思う。

説明的に言うと、「ただ寝ているだけ」と違って、「寝ている。ただそれだけのこと」なのである。

今朝、出社してしばらくするとホームページが見られなくなったので調べて欲しいというお客さんからの連絡。
調べてみるとログイン情報を解読されてサーバーに侵入されていたようで他のサイトに誘導するプログラムが入っていた。
そんなこんなで午前中は番狂わせの飛び入りで予定が狂ってしまった。

今週は出だしから変です。

朝、５時過ぎに外を見ると雪が降り出していました。
家を出た６時半には辺りはまっしろの雪景色。
でも雪が降った範囲はそう広くなかったみたいで池袋に着くと空は青空。

先ず、待って乗った始発電車に座っていたら後から乗ってきた人が雪で濡れたらしい鞄を網棚に置いたので水滴が頭に落ちてきた。濡れたところを拭きつつ前を見上げて鞄を置いたであろう人と目が合うが何の挨拶もなし。
池袋に着いたら今度は後ろから踵にキャリーケースをぶつけられる。
しばらくして今度は横から歩いて来た人に左足を踏まれる。
まあ、こんな日もある。

今日の出張の行き帰りに見た南アルプス、北アルプスの白く連なる山々、夕方の空のグラデーションが残った。

昨日下描きしたのは１６枚でした。
今日はその２枚目。

今日は近くの郵便ポストに投函しに行っただけであとは部屋の中で一日過ごしました。

１２日間分の下描きをしました。
描いた下描きは乾くと見えません。
下描きがどうなっているのか見えないところに描くのです。
そうすると下描きが見えてくるという、まああぶり出しのようなものです。
前にも何度となく描いている方法ですが。

３時間以上飲んだときは駅からふらふら歩かないでタクシーで帰ること。

最近そうすることにしています。

するめをしがんでバーボンをなめてお湯をのむ。

墨を磨ること１５分。
描くこと１分。
乾かすこと３０分。

さて、きょうは右から描いたでしょうか。
左から描いたでしょうか。

さっとまっすぐに線を描こうとしたけどだめでした。
ゆっくり描いた方がまっすぐに描けました。